普段は小説など文字ばっかでかったるくて読まない僕が、
コレを読む機会のあった人生でよかったと思える小説。
大げさな書き口だけど、10代の終わりに出会いそれからの
自分への影響力を省みればしみじみとそう思う。
推理小説家アガサ・クリスティが推理以外の小説を書くときに
メアリ・ウエストマコット名義で著された作品がいくつかあるのだが、
そのうちの1つ。
すでに古くから数多の劇団がこれを繰り返し上劇しており、その
方面が好きな方ならうんざりするような原作かもしれないけど、
数多の劇団がやり尽くすほど印象深い作品だということでもある。
やはり推理小説家は心情の動きを的確に繊細に、そしてドラマチックに
表現できるものなのだなぁ、とつくづく感心させられます。